一般社団法人 明専会

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明専会報:お勧め記事のご案内(第922号_2023年1-2月号)

2023/01/15 文責者:明専会広報部会

今号(第922号)のお勧めは、シリーズ連載となっている「インタビューシリーズ  ―活躍する明専会員に聞く―」です。
今号は2件を掲載しています。是非ご覧ください。

【1件目】———————————
活躍する明専会員に聞く(8)
株式会社正興電機製作所 代表取締役社長 添田英俊 氏(制53)



このシリーズでは、企業や団体のトップクラスで活躍中の明専会員に、明専会員がインタビューして、特に学生の皆さんや若手の方をターゲットとして語っていただく企画です。第8回は、株式会社正興電機製作所の添田英俊社長に登場していただきます。

― 制御工学科を選ばれた理由は?
当時国立大学で、制御工学の学科がめずらしく、新鮮に感じられました。入社当時より研究に携わることは考えておらず、「ものづくり」に関わる業界、例えば自動車に代表される輸送機器や電気機器といった製造業への就職率が高かったことが、制御工学を選んだ理由ですね。

― 学生時代の思い出をお聞かせください。
卒論研究は山下研究室で歩行の停止時での実験を、私ともう一人の同僚と一緒に行いました。1977年当時、東芝のTOSBAC40(東芝発16ビットミニコン)が情報工学科で導入されていました。しかしながら当時、その利用者が多くほぼ夜中にしか順番がまわってこなかったんですよ。プログラム読み込みはカード、実験データは紙テープ入力、紙テープに穴が開いていないところは、開け直しで、悪戦苦闘していました。指導教員の山下教授からは、「君たちは日頃(日中)は見掛けないね」と皮肉たっぷりに言われました。「私たちは、昼間混んでいるTOSBACのおかげで夜中に研究をしております」と弁解していたのを覚えています。

― 正興電機製作所を選ばれた理由は?
当社は、現在もそうですが当時、九州電力様、日立製作所様を中心に社会インフラ事業をやっている会社で、1つ目は「福岡の地元企業である事」、2つ目は「電力機器を中心にものづくりの会社」、3つ目は「制御工学という専門分野が活かせる」以上の3つに加え、制御の先輩がいたことや地元国立大学出身を大切にする会社だと聞き、総合的に判断し、就職先として選びました。

― 会社経験についてご紹介ください。
九州工大出身は技術系というイメージを破り、初めから自ら営業を選択しました。私の父をはじめ、親族が営業系で成功している人が多かったこともあり営業職を選択しましたが・・・・・・・・

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【2件目】———————————
活躍する明専会員に聞く(9)
NOK株式会社 代表取締役副社長 執行役員営業戦略担当 黒木安彦 氏(機54)



― 本日8月25日、東京都港区の浜松町駅近くにありますNOK株式会社本社ビルにおきまして、黒木安彦様にお話を伺いました。黒木様は、この2022年3月に定年退職された機械知能工学研究系の鶴田先生、野田先生と同級生と伺っています。
共通一次試験が開始した1979年に入社されたということで、大学の様子も現在とかなり異なっていたと察せられますが、どのような学生生活を送られていましたか。
正直にお話しするとお恥ずかしいことの方が多いですが…卓球部に入っていまして、授業が終われば必ず練習に行き、終われば居残り練習か、飲みに行くか、麻雀をするか、という生活でした。翌朝、起きられないということもあったりして、決して優等生というわけではなかったですね。厳しい親でしたから、絶対に留年はしないという使命感だけは強く持っていました。

― 運動にも勉強にも打ち込む学生だったんですね。
インタビューの記事として言えば、そういうことになりますね(笑)。卓球部に入って先輩、同期、後輩と人間関係ができて大変良かったと思います。また麻雀でも色々な人と知り合えて人脈が広がり、コミュニケーションを取ることの基礎を学べたという意味でも良かったと思います。私は、勉強ばかりしていた高校から進学したので、卓球部に入っていなければ燃え尽き症候群になっていたかもしれません。自分を律することができるだろうという期待から卓球部に入って大正解でしたね。実は、先日、卓球部のメンバーとオンライン飲み会をした時に今回のインタビューの話をしたら、皆揃ってビックリしていまして…学生時代の自分からは想像つかない出来事ということで、非常に盛り上がりました(笑)。充実した大学生活を過ごしたからこそ、かけがえのない仲間と出会えたんだと思います。

― 就職先として日本オイルシール工業(現NOK)を選ばれた理由を教えてください。
機械設計でオイルシールという製品を知っていたこともありますし、当時の記憶ですが、シェアが80%というところにも惹かれました。私が就職活動をしていた頃は、まだまだ世界的にオイルショックからの回復途上の時で、これから成長していく企業なのかは確信が持てませんでしたが、「シェアが8割もあれば潰れはしないだろう」という安定性が決め手になりました。

― 貴社の役員名簿に「営業戦略担当」と記載されていますが、どのような仕事をされているか少し詳しく教えてください。また、入社当時から営業志望でしたか。
機械系出身でしたので、大雑把に技術を生かす仕事がやりたいと思っていました。入社後に工場での実習で設計部に配属されました。3カ月間、設計や材料などの技術を学んでいくうちに、営業が聞いてきた与えられた条件で設計する仕事よりも、自分で考えて能動的に動く方が性に合っているので、お客様の声を直接聴くことができる営業職に惹かれました。特にNOKの営業は・・・・・・・・

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過去のインタビューシリーズは下記よりご覧いただけます。
★明専会HP:会報記事アーカイブ



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