一般社団法人 明専会

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東京支部 化学分会総会(七夕会:オンライン)の報告

2021/07/12 文責者:御厨千恵 / 物化H14

 

 7月10日、七夕会(東京支部化学分会総会)をオンラインで開催し、講師1名を含む17名の方にご参加いただきました。当初、東京センターとオンラインのハイブリッド開催を検討しておりましたが、新型コロナウイルス対策でまん延防止等重点措置の対象地域となっていることも鑑みてオンラインのみの開催に踏み切りました。

 

 

 今年の講演会は『DNAチップによる遺伝子診断~簡便なPCR検査法の確立~』と題して、九州工業大学 工学研究院 工学研究系応用科学部門の佐藤しのぶ准教授にご講演いただきました。

 

 研究内容のご講演に先立ち、コロナ下での九工大の取組みとして、職員のZoomアカウントのいち早い取得、ハイブリッド授業の工夫、教壇前のアクリル板設置等、大学の状況を紹介いただきました。その後、ゲノム・遺伝子・染色体等の基本的な用語の解説から、昨今の新型コロナウイルスの影響で広く知られるようになった「PCR」とは何なのか、更には、従来と比較してより簡便かつ短時間で高感度の検出が可能になった電気化学的PCR産物検出方法の研究について歯周病原因菌の検出を例にご説明いただき、佐藤先生が途中で回線落ちするというオンライン開催の「あるある」も乗り越えながらの講演会でした。

 

 

 講演後の総会では、今年度の体制の紹介・物故者への黙祷・会計報告などの他、化学分会及び東京支部の活動紹介を行いました。

 総会の締め括りには、明専会の高原会長、東京支部の蔵本支部長を始めとした参加者の皆さまからコメントをいただきました。会場開催でマイクを方々へ回して全員からお言葉をいただくことは稀ですが、話を振りやすいオンライン開催ならではの総会風景でした。

 

 懇親会も引き続きオンラインで行い、佐藤先生も含む8名の参加者にて、単身赴任解消の喜びの報告、裁判員に選出された体験談、就職して2年間コロナ禍で一度も出社していない息子の話、第一子と第二子のあまりの性格の違いに戸惑いつつ子育てを楽しむ話、参加予定の100kmのトレイルランの話等々、近況の報告から様々な話題に広がり、来年は対面でお話しできることを祈念して和やかに会を終えました。

 

 次回は新橋の東京センターでの開催を望む声が多い一方で、オンラインであれば前後の時間の都合がつかいない方も、家を空けられない方も参加できますので、アフターコロナの開催方法については、皆さまのご意見も伺いながら検討していきたいと考えております。

 

 

 

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