一般社団法人 明専会

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「クエを食べる会」を開催しました

2019/02/14 文責者:栗原正人 / 化50

 1月20日(日)12時より鳳龍クラブにて、北九州響灘で獲れた特大のクエ(アラ)を金属分会の藤原邦仁さん(物材H19)よりご提供いただき、「クエを食べる会」を開催致しました。
昨年の築地・豊洲での取り扱いにおいて、今回の魚体は1番手と評され、老舗の料亭でさえなかなか食せない代物でした。

 

 12月23日の水揚げで、年末の市場に間に合わなかったため、藤原さんが買い取りました。
これだけ大きな魚の調理は経験がなかったそうですが、なんとか解体して半分は捌き、残りの4分の1は名刺代わりにお得意様に配り、最後の4分の1をすき引き(包丁で鱗を削り取り、身を傷めない方法)して、20日間熟成させ、今回の「クエを食べる会」用としてくださいました。


 身は刺身と鍋用のぶつ切りに調理し、あらは湯引きして鍋のだしとしました。
クエの刺身は珍しく、大変おいしく賞味できました。やはり、クエ鍋は絶品でした。締めは雑炊にして最後まで堪能できました。

 

 藤原さんが、世間をにぎわす割にはあまりふれる機会のない市場の仕組み『築地市場~豊洲市場』移転後の仲買の状況などを解説してくださいました。豊洲市場の現状と課題が理解できて、有意義で美味しい「クエを食べる会」は終わりました。
 藤原さんは市場の情報を一元管理して深層課題を抽出することで、流通の効率化と最適化の糸口が判るのではないかと現在も検討中です。

 

 急な呼びかけにも拘わらず、たくさんの人に集まっていただき、有難うございました。

 

写真撮影:中谷 嘉克(電39

 

 

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